【パラダイスカフェ深夜ライブ終了】

【パラダイスカフェ深夜ライブ終了】

深夜のパラダイスカフェライブ。
最後の出演を終えてただいま帰宅しました。

この時間には電車が走ってないからいつもタクシー。

車に揺られながら今日の1日やこれまでの日を思い出していたら、いろんな人の顔や言葉を思い出しました。

「愛子ちゃんを例えるとね。満員の電車に乗ってきてね。満席のシートにちょっとした隙間を見つけたら『すみません』ってニコニコしながら、いつの間にかちゃっかりドーンと座っていてね。知らない間にみんなが少しづつ席を詰めていってる。そんな子です。」
滝さんがパラダイスカフェのステージで、最初に常連の皆さんに私の事を紹介してくれた時のMCです。

あの時は何だかよく分からなかったけど、今は思い出す度に心がほっこりとして思わず吹き出してしまいます。

パラダイスカフェの深夜ライブには、少しお化粧を濃くして、普段あまり着ないようなちゃんとした服を着て、いつもより高いヒールを履いて。
パラダイスカフェの岩切愛子です、といつだって誇りを持って歌わせて頂きました。

慣れない横浜で慣れない深夜ライブ。
始めたばかりの頃は、それはそれは緊張して手が震えて声が震えて。
そんな時に「愛ちゃん、ここはあなたのホームだ。あなたの思うまま自由に歌っていいんだよ」といつもそう声をかけてくれました。

横浜に来たばかりで、何のツテもない私を本当にファミリーのように受け入れてくれて嬉しかったなぁ。

深夜のパラダイスカフェ、お客さんは粋な方ばかり。変わった方ばかり。愛嬌のある方ばかり。あったかい方ばかり。

カウンターにぽつんと座ってじっと歌声に耳を傾けてくれる人、人が歌っていたって大きな声で話してるくせにステージの最後にはCDを手にしてくれる人、いつからか「会いに戻ってきたよ〜」と私を訪ねて訪れてくれるようになった人。

沢山の出会いと、沢山の学びを頂き、人としても音楽人としても、数え切れないプライスレスな経験を頂きました。

最後のステージ、最後の曲は滝さん曲『パラダイスカフェ』を歌わせていただきました。
改めて、なんとこのお店にぴったりな曲なんだろうかと思いました。

沢山の学びをきっと無駄にせず、いつか又絶対こうやって深夜のパラダイスカフェで、気ままに自分らしく時を過ごす人達の前に立って歌を歌う日を夢見て。

本当に本当にありがとうございました!